長野県中川村にあるお寺、常泉寺二十八世住職の安見 道壽(アミ ドウジュ)と申します。

この度はプロジェクトページを開いてくださり、誠にありがとうございます。

今回、常泉寺の飛び地境内であり、村指定文化財の「銭不動」修繕の一部費用を調達するため、クラウドファンディングをすることにしました。

「日本で最も美しい村」連合に加盟する中川村は、中央アルプスと南アルプスを望む、長野県の南部にある人口5000人ほどの村です。昭和33年、古くは「天の中川」と呼ばれた天竜川を挟んで東側の南向村と西側の片桐村が合併してできた村で、天竜川を中心に結束する新しい村として中川村と命名されました。

村は、蛇行する天竜川を挟んで、南向地区と片桐地区に分かれており、それぞれに特色のある顔をもっています。南向地区は、南北に伊那山地が走り複雑な地形を呈しており、傾斜地が多く果樹栽培が盛んに行われています。一方、片桐地区は、段丘や扇状地上に平坦な農地が多く比較的規模の大きな農業経営が行われています。

晴れやかな場所や目立ったところはないけれど、それほど山深くもない「ちょうどいい」この村は、ゆったりとした時間を過ごすことができます。

常泉寺は中川村大草の三共地区にあるお寺です。

文明年間（1469年〜1487年）に片桐瑞雲公を開基として開創され約550年間法燈を護っています。

法脈が栄え、末寺を7カ寺出すほどに地域の中の中心的な寺院として参りました。

養命酒の発祥の地として、その関係各家の菩提寺としても同時に発展を遂げてきました。

また、伊那七福神「大黒尊」を祀っており、七福神めぐりの賑わいもみせております。

本堂は当地方屈指の大きさを誇ります。令和4年に開創550年記念事業として、檀信徒新位牌堂「報恩堂」を建立。整備された庭園や全ての方にお参りし易い境内となっております。

アルプスの見渡せる整った境内です。